相撲風俗

式守鬼一郎の顔觸

梅蝶桜国貞

式守鬼一郎の顔觸

 土俵上において、翌日の取り組みを行司が呼び上げ観客に披露し、明日もまたお出でくださいと言上する風景は、江戸の昔も現今も変わらない。
 しかし、顔觸を言上する行司の装束は現今と大きく異なり、チョン髷に裃のいでたち、江戸時代の武士の礼装とおなじだ。
 この絵には改印がないが、式守鬼一郎の名の上の「勘太夫改」が物言って、文久3年(1863)7月発行と分かる。

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